Libra協会

概要:協会と評議会について

Libra協会はスイスにある独立した非営利組織であり、シンプルなグローバル通貨と金融インフラの構築を通して数十億人に力を与えることをミッションとしています。協会のメンバーはLibraネットワークのバリデータノードで構成されています。設立メンバーはグローバル企業、ソーシャルインパクトパートナー(SIP)、教育機関であり、Libra協会の創立者となります。今後は、バリデータノードを運営しLibraの一定の持ち分を保有する団体が協会に加盟することになります。

協会の役割は、ネットワークを発展させ安全性を確保する各バリデータノードの取り組みをコーディネートし、ファイナンシャルインクルージョンに関する共同のビジョンを推進することです。コーディネーションとガバナンスの対象となる主な分野は、1)技術分野(ネットワークの技術的ロードマップに関する、バリデータノードとオープンソースコミュニティの連携促進)、および2)金融分野(リザーブの運用と、社会貢献事業への出資)の2つです(詳細は以下をお読みください)。

Libraネットワークの運用開始から最初の数年は、協会の代わりに果たす必要のある役割がいくつかあります。バリデータノードとなる創立者の募集、Libra投資トークン(Libraリザーブに今後累積される利息の持分権を付与するトークン)の販売によるメンバーおよびその他の投資家からの資金調達、インセンティブプログラムの企画と実施および創立者に対するインセンティブの分配、投資トークンへの投資者に対する配当の分配などです。Libraネットワークが成長して誰もがノードを運営できる完全非許可型ブロックチェーンになれば、前述のような任務は不要になります。

Libra協会の運営組織となるのがLibra協会評議会です。評議会は協会の各メンバーの代表者で構成されます。評議会の運営とポリシーに関する決定には、その重要性に応じてさまざまな基準得票数があります。

Facebook, Inc.の役割についての注記— FacebookチームはLibra協会とLibraブロックチェーンを創立するために他の創立者と協力して重要な役割を果たしました。最終的な意思決定の権限は協会にありますが、Facebookは2019年の残りの期間も引き続き指導的な役割を果たしていくでしょう。Facebookは「Calibra」という規制対象子会社を設立しました。これはソーシャルデータとファイナンシャルデータを適切に分離し、Facebookの代わりにLibraネットワーク上でサービスを開発して運営することを目的とする会社です。Libraネットワークの運用開始後は、Facebookとその関連会社の責任や、特権、財務上の義務は他の創立者と同等になります。協会のガバナンスにおけるFacebookの役割も、協会のいちメンバーとして、他の多くのメンバーの役割と等しくなります。

ここからはLibra協会の責任、役割、ガバナンスの仕組みに関する具体案の詳細をご説明します。協会のメンバーはこの案に基づいて議論し、定款の改定や細則の作成を行います。

1:目的と原則

A:目的

  • 参入障壁を低くし、創立者への依存を低減することで、非許可型のガバナンスと合意に基づくノード運営に移行します。
  • Libraリザーブの運用を完全に自動化することにより、リザーブ運用者としての協会の役割を最小限に留めます。
  • 長期的には主な役割として、Libraネットワークの技術ロードマップの設定と開発を行うオープンソースコミュニティのコーディネーションを目指します。

B.原則

協会のガバナンスの原則は次のとおりです

ミッション:

  • 数十億人に力を与える、シンプルで国境のないグローバルな通貨と金融インフラを構築すること。協会は、ミッション達成のために、ファイナンシャルインクルージョンの促進を目指す組織や、ビジョンを実現するアプリケーションおよびツールの開発に貢献したいと考える開発者や研究者と緊密に連携することを強く望んでいます。

意思決定:

    • バリデータの権限:バリデータノードは評議会において各自を代表し、最高の権限を持ちます。評議会の執行権の多くは協会経営陣チームに移譲されますが、評議会は、移譲した決議を無効化する権限および重要な決定を自ら下す権限を留保します。最も重要な決定には3分の2を超える圧倒的多数が必要です。
    • 持ち分に比例する議決権:評議会における議決権は、当初はLibra投資トークンの持ち分、将来はLibraの持ち分に比例します。持ち分はネットワークへのメンバー(バリデータノード)の関与の程度の現れです。ただし、権限の集中を避けるため、創立者1団体あたりの議決権には上限が設定されます。
    • 開かれた共同意思決定:メンバー(バリデータノード)間のコラボレーションに基づき、コミュニティ全体に対して透明な意思決定を行います。
    • 効率的:協会は意思決定過程をできる限り合理化することを目指し、決定の実行にあたっては可能な範囲においてメンバーを活用します。

テクノロジー:

  • オープンソース:Libraブロックチェーンのコードとテクノロジーはオープンソースであり、オープンソースの開発者および研究者のコミュニティによって開発されます。
  • 開発:協会は、Libraブロックチェーンがそのミッションと構成員にとって最も役立つものとしてアップデートされていくよう、資金提供によってこの分野における新しい研究開発を促進します。

C:リザーブ運用

  • Libraリザーブは協会が運用し、価値保全をその目的とします。
  • 法定通貨の流入が増えるにつれてリザーブ(通貨と他の資産のバスケット)が拡大しますので、それに応じて協会はLibraを発行します。
  • 協会が「最後の買い手」となるときは、リザーブ内の他の資産と引き換えにLibraを焼却できます。
  • 協会のこれらの活動はリザーブ運用ポリシーによって規定および制約されます。このポリシーは協会メンバーの圧倒的多数が賛成した場合にのみ変更できます。

2:Libra協会評議会

A:評議会メンバー

  • 評議会メンバーになるには、ネットワークを成功させるために出資する必要があります。
  • 創立者:
    • 評議会の当初のメンバーは創立者と呼ばれ、ネットワークの初期バリデータノードとして活動します。
    • バリデータノードになるには、Libra投資トークンを購入することによってネットワークに1,000万ドル以上 投資する必要があります。
    • 投資額1,000万ドルにつき評議会での1議決権が付与されますが、上限があります(詳細は以下をお読みください)。
    • Libra協会評議会は、前述の規定の回避を阻止するために、関連する2つの団体が2つの別個の創立者として加盟することを禁止します。
    • Libra投資トークンを購入しても当初はバリデータノードを運営しない投資家が、後で運営を開始すると、同じ投資キーにしたがって直ちに創立者となり、前述の議決権の上限が適用されます。
    • Libraエコシステムが成長するにつれて評議会のメンバー構成が徐々に移り変わります。その結果、バリデータノードが保有し保管機関に預けられているLibra、またはバリデータノードに移譲されたLibraの相対的な持ち分が反映されるようになります。
    • 非許可型への移行に向けた技術プランを評議会が採用するなど、一定のネットワーク成長マイルストーンが達成されると、Libraを保有し保管機関に預けているバリデータノード運営者を代表する新規メンバーが 評議会に加わります。
    • 移行のペースおよび技術とネットワークの成長マイルストーンは協会評議会が決定します。ネットワークの発足5周年までに、評議会の議決権の20%以上が、投資トークン数ではなくLibra保有数に基づいてノード 運用者に割り当てられる予定です。
  • 各創立者には、保有するLibra投資トークンやLibraの数に関係なく、評議会での1議決権または全議決権数の 1%に相当する議決権のいずれか大きい方のみが与えられます。創立者ではないバリデータノード、つまり Libra保有し保管機関に預けているだけのネットワーク参加者には、この上限は適用されません。
    • この上限の目的は1つの参加者への議決権の集中を阻止することです。Libra投資トークンから得られる金銭的利益は投資の規模に比例し、この上限によって制限されるものではありません。
    • 保有するLibra投資トークンとLibraの価値に応じて与えられる議決権が前述の上限を超えた創立者は、議決権の超過分を移譲できるようにLibra協会理事会に差し出します。
    • 理事会は、Libraソーシャルインパクト諮問委員会(SIAB、下記参照)の提案に基づいて、超過した議決権の一部または全部を以下の条件を満たすソーシャルインパクトパートナー(SIP、下記参照)または研究機関に 移譲できます。
      • バリデータノードを運営してガバナンスに参加する能力と意欲があるが、最低投資額1,000万ドルを拠出できない団体であること。
      • 移譲先のSIPまたはリサーチ機関が、参加SIPまたは参加リサーチ機関(詳細はこちら)としてのその他の適格基準を満たしていること。
      • SIPと研究機関には創立者と同様に議決権の上限が適用されること。
      • SIPと研究機関に移譲される議決権の総数が評議会の全議決権数の3分の1を超えないこと。
    • この枠組みにおける議決権の移譲:
      • 参加SIPにはLibra投資トークンに関する配当を受け取る権利がありません。
      • 参加SIPまたは研究機関がバリデータノードの適格基準を満たさなくなった場合は、評議会は後述する創立者解任と同じ手順でかかる参加SIPまたは研究機関を解任できます。
    • 理事会に差し出された超過議決権のうち、SIPまたは研究機関に移譲されなかったものは、創立者の総議決権数と他のバリデータノードの総議決権数の比率を保つために、理事会が他の創立者に均等に分配できます。
  • Libraプロトコルによると少なくとも数年間はアクティブなバリデータノードの数に制限がある見込みです(したがって評議会のメンバー数も制限されます)。その数は徐々に増える見通しです。評議会はアクティブなノードの数の上限をテストに基づいて決定します。評議会はこの上限を適宜変更します。上限の超過が生じたときには、メンバーの数が上限を下回るまで、議決権数が最も少ない評議会メンバーが評議会から解任されます。可否同数の場合は、連続活動期間が最も短いメンバーを除外することにより決議に至ります。
  • ネットワーク上のアクティブでないバリデータノードの数が増えすぎて合意プロトコルが有効に機能しなくなる危険を回避するために、合意アルゴリズムに10日間連続して参加しなかったノードを運営するメンバーは Libraプロトコルによって評議会から自動で解任される可能性があります。ノードが活動するようになり次第、そのメンバーは再び参加することができます。
  • 評議会で議決権を行使する権利を持つ参加者は、議決権を別の参加者に移譲できます。
  • 評議会のメンバーは、特定の人物を代表に指名することが期待されます。メンバーは随時代表者を交代させることができます。

B:役割と権限

  • 評議会は次の役割と権限を持つものとします。
    • Libra協会理事会メンバーを選出・解任すること。
    • 協会のマネージングディレクターを指名・解任すること。その報酬を設定すること。
    • 協会の年間予算を承認すること。
    • Libra協会構成員が各自の義務を果たせるよう権限を移譲すること(例: Libraを発行する権限、Libra投資 トークンを発行する権限、インセンティブプールから創立者に対して支払いを行う権限)。
    • Libraブロックチェーンレジャーを規定するルールをLibraのクライアントが変更(一般に「ハードフォーク」と呼ばれる)すべきとの提案を、協会を代表して発表すること。これにより、評議会は、Libraプロトコルに対する重要な変更を提案したり、バリデータノードに対する不正行為により署名済みLibraブロックチェーンが 多数存在するような状況を解決したりできます。
    • バリデータに展開されたLibraプロトコルの機能を有効化すること。評議会の決議がスマートコントラクトをトリガーし、機能が実装されます。
    • Libraプロトコルのアップグレードまたは取り替えに関してプロトコル開発者と協力すること。特に、非許可型ノード運営への移行の要件を満たすために協力すること。
    • 創立者を解任すること(Libra投資トークンを保有していることを根拠にネットワークに参加しているバリデータノードのみを対象とします)。
      • 創立者適格基準を満たさない創立者を評議会の圧倒的多数の票により解任できます。Libraブロックチェーンにおいてこの決議が記録されると、その創立者のノードが合意アルゴリズムから削除されます。
      • 創立者が解任されると、その創立者を代表する評議会メンバーは評議会から直ちに解任されます。
    • Libra協会理事会に代わって決定を拒否すること、または決定を行うこと。
    • Libra協会の指針を変更すること(圧倒的多数の票を条件とします)。指針の内容は次のとおりです。
      • 本書に記載された、協会内におけるガバナンスおよび役割の割り当て
      • 創立者適格基準
      • インセンティブ分配ポリシー
      • リザーブ運用ポリシー
    • 評議会は、そのメンバーで構成される委員会を設立してあらゆる権限を移譲できます(圧倒的多数の票を必要とする決定の権限は除きます)。

C:評議会会合

  • 評議会は定期会合を隔年で開催します。Libra協会理事会は定期会合を開く25営業日以上前に日時を設定します。理事会、または評議会の10%に当たるメンバーは、評議会臨時会合を開催する場合は、開催日の 5営業日以上前に開催を周知します。緊急事態(ネットワークに対する攻撃など)に対処する緊急会合または決議の場合は、即時に招集できます。評議会は、すでに日程を設定済みの今後の会合について、キャンセルまたはスケジュールの変更を決定できます。
  • 評議会の会合は、会合の通知で定められた場所および時間において開催するものとします。メンバーはビデオ会議による評議会会合への参加が可能です。

D:投票:

  • 上記の特定の決定の場合は、評議会でその決定に賛成する圧倒的多数の票が必要です。圧倒的多数とは全評議会メンバーの全議決権数の3分の2以上です。
  • その他のすべての決定には、評議会の通常過半数の票、すなわち次のいずれかが必要です。
    • 投票参加メンバーの2分の1以上がその決定に賛成すること。ただし、会合出席メンバーに割り当てられている議決権数が全議決権数の3分の2以上であることを条件とする。
    • または
    • 全評議会メンバーの全議決権数の2分の1以上がその決定に賛成であること。
  • 技術的に可能な限り、評議会の決議はLibraプロトコルによってオンチェーンのアクション(例えば、創立者の 新規加盟)を直接トリガーするものとします。ただし、「実世界」の決定事項に関する投票(例えば、マネージングディレクターの報酬)は、評議会が選択する方法で、Libraブロックチェーンに記録されるか、関連する評議会会合の議事録に記録される可能性があります。

3:Libra協会理事会

A:役割

  • Libra協会理事会は、Libra協会評議会を代表して協会を監督するものとして、協会執行部に運営上の助言を行います。

B:メンバー

  • 理事会を構成するメンバーの数は5~19人とし、厳密な数は評議会が設定し、今後変更できるものとします。理事会のメンバーは次のとおりです。
    • Libra協会マネージングディレクター
    • 評議会メンバーのうち、評議会で選出された者
      • 評議会の第1回会合において初回の選出を行うものとします。
      • 理事会メンバーの任期は1年です。理事会メンバーは毎年、無期限で再選できます。
  • 理事会メンバーが評議会メンバーまたはマネージングディレクターでなくなった場合、理事会のメンバーシップは 自動的に終了します。評議会は通常過半数の票により理事会メンバーをいつでも解任できます。
  • 理事会の決定には、理事会の通常過半数の票、すなわち次のいずれかが必要です。
    • 投票参加メンバーの2分の1以上がその決定に賛成すること。ただし、投票参加メンバーに割り当てられている議決権数が全議決権数の3分の2以上であることを条件とする。
    • または
    • 全理事会メンバーの全議決権数の2分の1以上がその決定に賛成であること。

C:責任

  • 理事会の責任は評議会により決定されます。評議会はそのあらゆる権限を理事会に移譲できますが、圧倒的多数の票を必要とする決定の権限は除きます。現時点で考えられる理事会の役割は次のとおりです。
    • 評議会による承認の前に協会の予算を事前に承認すること。
    • 新しいLibra投資トークンを販売する資金調達ラウンドの時期を評議会に提案すること。そのような資金 調達がLibraエコシステムの成長に不要である場合は、その販売の取り消しを提案すること。
    • Libraエコシステムの状況と進捗に関する四半期報告書を協会運営陣から受け取り、対処すべき課題やそれらの報告書で取り上げるべき情報を特定すること。
    • 決定に関して指摘があった場合は、協会のマネージングディレクターに代わって決定を拒否すること、または決定を行うこと。
    • 評議会会合の議題を設定すること。
    • 緊急投票のために評議会を招集すること
    • Libraソーシャルインパクト諮問委員会による助成金または出資の提案を承認すること。
    • 創立者から議決権を移譲されたソーシャルインパクトパートナーがノードとしての適格であると 承認すること。

4:ソーシャルインパクト諮問委員会

A:役割

  • Libraソーシャルインパクト諮問委員会(SIAB)は、Libra協会評議会を代表する諮問機関です。非営利組織、多国間組織、学術機関などを含むソーシャルインパクトパートナー(SIP)がこの諮問委員会を主導します。

B:メンバー

  • この諮問委員会の構成メンバーは5~7人です。評議会は諮問委員会のメンバー数を変更できます。理事会のメンバーは次のとおりです。
    • Libra協会マネージングディレクター
    • 評議会が選出するSIPおよび学術機関の代表者
  • 評議会の第1回会合において初回の選出を行うものとします。
  • 諮問委員会メンバーの任期は1年です。諮問委員会メンバーは毎年、無期限で再選できます。
  • 評議会は通常過半数の票により諮問委員会メンバーをいつでも解任できます。

C:責任

  • SIABの長期戦略課題を協会のミッションに沿って設定すること。
  • SIABが助成金とソーシャルインパクト投資の配分を提案する際の基準を詳しく決めること。
  • 助成金の贈呈手順を決めて実行すること。例えば、被贈呈者の選出(相互審査により選出することで、利益相反に関するルールの遵守を条件に、諮問委員である団体もSIABから助成金を受け取ることができる)。
  • ソーシャルインパクトを測定し報告すること。ソーシャルインパクトに関する新しい取り組みを策定すること。助成金被贈呈者からの教訓をLibraエコシステムに生かすこと。協会への参加を他のSIPに呼び掛ける役割を果たすこと。
  • SIABが合意した助成金または出資の提案は、承認のためにLibra協会理事会に送られます。
  • 創立者から議決権を移譲されノードとして活動することを承認されるべきソーシャルインパクトパートナーをLibra協会理事会に推薦すること。

5:協会経営陣チーム

A:役割

  • 協会経営陣チームは次のようなLibraネットワークの日常業務を担います。
    • Libraネットワークの発展を促すこと。
    • Libraリザーブを運用できるようにすること。
    • 適格投資家私募でLibra投資トークンを販売することにより、創立者(および他の投資家)から資金を調達すること。
    • 協会が事前に設定した規約とポリシーに厳密に準じて、創立者とすべての投資家に資金を還元すること。設立者にはLibraネットワークの利用増加に貢献したことに報いるインセンティブとして還元し、投資家には配当として還元します。
  • 運営陣を指揮し、この組織の人材を募集するのは、マネージングディレクター(MD)です。

B:マネージングディレクター

  • MDは評議会によって選出されます。選出は3年ごと、または在任者の退任もしくは解任後直ちに行われます。
    • MDは協会の常勤従業員であり、Libra協会理事会のメンバーとなります。
    • 評議会のいずれのメンバーもMD職の候補者を推薦できます。
    • MDは無期限で再選できます。
    • MDの選出は評議会の初回の会合で行われます。つまり、5つ以上の団体が創立者として登録して評議会に参加する権利を得たらすぐに行われるということです(上記をご参照ください)。

C:マネージングディレクターの責任

  • MDとその経営陣チームの責任は、評議会の権限に基づくものであり、評議会から移譲されます。現時点で考えられる責任は次のとおりです。
    • Libraネットワークの管理:
      • Libraプロトコルの変更を確認して承認する手順など、Libraプロトコルの仕様ソース制御リポジトリの管理手順を定義すること。
      • LibraプロトコルのLibra Core実装の変更を確認して承認する手順など、Libra Core実装の管理手順を定義すること。
      • Libra Coreソフトウェアをリリースし配布すること。ノードによるLibra Coreソフトウェアの実装とメンテナンスを必要に応じてサポートすること。
      • セキュリティレビューをコーディネートし、製品の厳格なセキュリティテストを行うこと。
      • 開発チームと連携してLibraプロトコルとLibra Coreへの貢献を促したり、呼び掛けたりすること。必要に応じて開発チームに資金を提供すること。
      • ノードが使用しているソフトウェアのアップグレードを提案または推奨し、アップグレードスケジュールを調整すること。
      • 非許可型ブロックチェーンテクノロジーを調査し、かかるテクノロジーへの移行過程を理事会と評議会に提案すること。
      • 候補団体が創立者適格基準を満たしているかどうかを確認すること。基準を満たしていない創立者の解任を評議会に提案すること。この基準の変更を評議会に提案すること。
    • Libraリザーブの運用:
      • 次を含むリザーブ運用ポリシーを実行します。
        • Libraの発行・焼却プロセスを監視すること。
        • リザーブ内の資産価値がポリシー基準を満たしていると確認すること。
        • ポリシーに準じて高い流動性を維持しながら、低リスク資産に投資すること。
        • サードパーティのリクイディティプロバイダーがポリシーに準じてリザーブ内資産をLibraと交換できるようにすること。
        • リザーブの利息から発生した資金を必要に応じて、承認された予算のとおりに、協会の活動資金として配分すること。Libra投資トークン規約、インセンティブ分配ポリシー、および評議会の決定に基づいて、その他の資金をノードと投資家に配分すること。
      • Libraエコシステムと通貨としてのLibraの経済的軌道を継続的に監視し、理事会と評議会に報告すること。
      • リザーブ運用ポリシーの変更が必要と考えられる極限状態においてポリシーの変更を評議会に提案すること。
    • 資金調達と創立者募集:
      • 適格団体に接触して、投資家か創立者、またはその両方としてLibraネットワークに参加するよう依頼すること。
      • Libra投資トークンの規約とポリシーに準じて、有資格投資家と創立者へのLibra投資トークンの販売を管理すること。
    • インセンティブと配当の管理:
      • 協会のリザーブに関与し、調達した資本をLibra購入に利用すること。
      • インセンティブ分配ポリシーに準じて適格創立者にインセンティブとしてLibraが分配されるのを監視すること。必要に応じて創立者の記録を監査すること。
      • 十分な収入がリザーブに蓄積された場合にLibra投資トークン規約に準じてすべての投資家に配当が分配されるのを監視すること。
      • 承認された予算のとおりに協会の活動を支えるための資金を配分すること。
      • 投資の蓄積および配当とインセンティブの分配に関する月次レポートを理事会に提供すること。
      • インセンティブ分配ポリシーの変更を理事会と評議会に提案すること。
    • 予算と管理:
      • 評議会メンバーが満たすべきプロセスとテクノロジーを設定して維持すること。
      • 協会の予算、関連するロードマップ、人材採用計画を理事会と評議会に提案すること。

D:経営陣チーム

  • MDは協会の職務を遂行するチームの人材を募集します。次のような職務が考えられます。
    • MD不在時の代理を務める副MD/COO、人事および管理チーム
    • 最高財務責任者 — 財務および通貨取引チーム、投資家対応チーム
    • 製品責任者 — ソフトウェアおよびLibraネットワーク運用チーム、管理者コミュニティ管理チーム
    • 事業開発責任者 — 事業開発チーム、創立者対応チーム
    • エコノミスト責任者 — 経済チーム
    • ポリシー責任者 — アドボカシーおよびコミュニケーションチーム
    • コンプライアンスおよびファイナンシャルインテリジェンス責任者
    • 総合弁護士 — 法務チーム
  • 協会のメンバーは、経営陣チームの効率をできるだけ高く維持するために、経営陣チームによる職務の遂行を支援するリソースの割り当てに最善を尽くします。

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ドキュメント、API、SDKなど、開発を始めるのに必要なものがすべて見つかります。

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